告知 Atsuko Matanoのタオル美術館の展示を終了いたします

タオル美術館

すでに20年前のことになります。一広タオルの社長から
製造工程を見学できる施設を作りたいという相談を受けました。
それが始まり。
当初のネーミングは「タオルの里Asakura」

分厚い図面を首っ引きで読み解き、想像力を全開にしてひらめいたのは
長い長い廊下の図面を見た時のことでした。
確か全長250米もあって、そこを歩いて
150坪の美術館に入っていくコースができていました。
けれどその廊下の幅は9メートル。

ここを全部美術館の展示室にできないかしら?
そしてネーミングはもっとわかりやすくて、
インパクトもある、世界初の「タオル美術館」がいい!
様々なアイデアで私の頭の中はいっぱいになりました。

糸の壁、糸の橋
陰陽をイメージした床
蛇腹の壁など。
次々と浮かぶイメージの中に、
タオルの織機を使って織りあげ
それに様々な加工を施す作品を作ろうと思ったとき
ようやく全容が見え始めました。

そのアイデアのすべてを設計家に伝えて
細部の色や素材を決めて、同時進行で200点ほどの展示作品を仕上げました。
完成した美術館を見たときの感動は忘れられません。

準備期間の1年半の間、私は1度もベッドで眠らず
ソファーで仮眠をするだけだったことを
懐かしく思い出しています。

その後何度かリニューアルを繰り返しましたが
実はタオル美術館で常設になっていた私のブースを
この度、すべて引き上げる運びとなりましたことを
ご報告いたします。

展示の最終日は4月28日です。

近隣の方たちには
是非ともこの機会に、足をお運びいただければと存じます。
長い間、沢山の方たちにご覧いただきまして
ただただ心より感謝を申し上げます。

諸事情により
ギリギリのご報告になりましたことを心よりお詫び申し上げます。

俣野温子

2018年4月5日



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